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55mph - 「レストア・ミニコラム」 Vol.6 タイヤについて

コミュニケーションプラザで展示されている歴史車両たち。そのレストアに秘められた「こだわり」を紹介、解説します。

タイヤは走行時の安全性に大きく関わる重要部品である。したがって動態保存が前提のコミュニケーションプラザのレストアにおいて、当時のタイヤがそのまま使われることはない。たとえ当時から新品でストックされていたタイヤがあったとしても、ゴムが変質して本来の性能を発揮できないからだ。だが、タイヤは専門メーカーでなければ製造することはほぼ不可能であるうえ、当時と同じものをゼロから再生産するのには非現実的な予算が必要となる。レストアでは現行の市販品から同じサイズで、パターンの近いタイヤを選んで対応しているという。こういった事情は市販車だけではなく、60年代のレーサーのレストアにおいても同様。現在の市販タイヤは当時のレーシングタイヤよりも高性能であるため、走行に際しての不安はほぼないという。ちなみに写真左下のRD56を走行させる際はダンロップのTT100を使用したという。

コミュニケーションプラザ

「過去・現在・未来」と「コミュニケーション」をキーワードにしたヤマハ発動機の企業ミュージアム。館内には最新モデルのほか、それぞれの時代を彩った市販車やヤマハファン垂涎のワークスレーサーなどが当時のままの姿でずらりと展示されている。3階にはソフトドリンクや軽食を楽しめるカフェスペースが用意されてるので、ツーリングついでに立ち寄るのもおすすめだ。開館日などの詳細は下記リンクより。

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