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55mph - 「レストア・ミニコラム」 Vol.3 外装部品のペイントについて

コミュニケーションプラザで展示されている歴史車両たち。そのレストアに秘められた「こだわり」を紹介、解説します。

一般的な意味でのレストアと歴史車両、つまり文化遺産としてのレストアの違いが顕著に表れるのが外装部品のペイントだろう。現代の塗装業者が手吹きでしっかり仕上げてしまうと図らずもオーバークオリティになってしまうため、あまり「やりすぎない」ことが、当時の新車の雰囲気を再現するうえでは重要なことなのである。現在主流となっているウレタン塗装は当時の焼付け塗装と比べると濡れたような艶があり、普通に塗ってしまうと質感はかなり異なってしまう。そこを適切な指示で再現してみせるのがレストアラーの手腕なのである。上の写真は花井さんがレストアを手掛けたRZ250R(29L)の燃料タンクだが、比較的あっさりとした色味や薄く塗られたクリアなど、当時の雰囲気が忠実に再現されている。

コミュニケーションプラザ

「過去・現在・未来」と「コミュニケーション」をキーワードにしたヤマハ発動機の企業ミュージアム。館内には最新モデルのほか、それぞれの時代を彩った市販車やヤマハファン垂涎のワークスレーサーなどが当時のままの姿でずらりと展示されている。3階にはソフトドリンクや軽食を楽しめるカフェスペースが用意されてるので、ツーリングついでに立ち寄るのもおすすめだ。開館日などの詳細は下記リンクより。

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