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RCX340専用 速度監視ユニット RCX3-SMU

RCX3-SMUをご紹介します。

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RCX340専用 速度監視ユニット RCX3-SMU

近年、欧州を中心に安全に対する意識は高まりを見せ、安全確保はますます重要な観点になっています。
RCX3-SMUはヤマハロボット関連製品として初めての機能安全認証取得製品です。
ヤマハロボットコントローラ「RCX340」は、専用オプションの本ユニット「RCX3-SMU」と接続することで機能安全対応が可能になります。

  • 対応コントローラ
    RCX340-S ※YC-Link/E 非対応
  • 対象ロボット
    RCX340に接続できる3軸以上の標準ロボット
    XY-X・YK-X・YP-Xなど
    (一部マルチロボットなどで非対応あり。詳細は弊社営業までご確認ください)

特長

TÜV SÜDによる第三者認証を取得しました。

規格対応
  • 産業用ロボットの安全規格:
    ISO10218-1:2011
  • 機械の機能安全に関する規格:
    IEC 62061:2021
  • 機能安全に関する規格:
    EN ISO 13849-1:2015

保護停止NEW
保護停止は装置全体を止める非常停止と異なり、ロボット単体のみを停止させることを可能とします。これにより、装置の復旧が容易となり、生産効率向上へ導きます。

安全機能一覧

機能 概要説明
STO コントローラの主電源を遮断し、安全状態に移行する機能。
SS1-r/t ロボットの減速停止を監視し、パラメータで指定した減速状態から逸脱した場合 STO を実行する。
速度監視(SLS) ロボット速度がパラメータで指定した速度から逸脱していないか監視し、逸脱した場合 SS1-r/t を実行する。
領域監視(SLP) ロボット位置がパラメータで指定した範囲から逸脱していないか監視し、逸脱した場合 SS1-r/t を実行する。
PBX-E 非常停止スイッチ機能 プログラミングボックスの非常停止スイッチが押されていないか監視し、押された場合 SS1-r/t を実行する。
PBX-E イネーブルスイッチ機能 手動モード中にプログラミングボックスのイネーブルスイッチがセンターポジションか監視し、センターポジションになっていない場合、SS1-r/t を実行する。
安全入力 非常停止 外部機器からの非常停止接点の入力を監視し、接点状態が開になった場合 SS1-r/t を実行する。
安全入力 モードセレクト 外部機器からの自動モード信号と手動モード信号の状態を監視し、状態が変更された場合 SS1-r/t を実行し、動作モードを変更する。
安全入力 手動モード保護停止 手動モード中に、外部機器の接点が閉か監視し、開になった場合 SS1-r/t を実行する。
安全入力 自動モード保護停止 自動モード中に、外部機器の接点が閉か監視し、開になった場合 SS1-r/t を実行する。
安全入力 自動モード速度監視 自動モード中に外部機器の接点が閉か監視し、開になった場合 自動モード中でも 速度監視を有効化する。
安全入力 領域監視 外部機器の接点が閉か監視し、開になった場合 領域監視を有効化する。
安全出力 RCX3-SMUの状態を非常停止状態 / 安全状態 / 動作可能状態 / 自動モード状態から選択し、出力する。

サポートソフトで簡単セットアップ

RCX3-SMUの設定はサポートソフトウェア「RCX-Studio 2020」から全てセットアップ可能です。
1つのアプリケーション内で、RCX3-SMUのパラメータ調整・設定・バックアップが直感的操作で行えます。

監視領域の設定

  • 監視領域は3Dシミュレータ上で確認できます。
  • ロボットの設置レイアウトや動作を確認しながら領域を調整できます。
  • ロボットとSMUがなくても、オフラインで調整可能です。

※上記画像は開発中のイメージです。変更となる場合があります。
※SMUを設定する際、PCとコントローラの通信ケーブルはイーサネットケーブルをご使用ください。

安全機能のパラメータ設定

SMUコンフィグレータからSMUのパラメータ設定が可能です。

サポートソフトウェア
RCX-Studio2020

ソフトウェアはRCX-Studio 2020 Basic、RCX-Studio 2020 Proともに、WEBサイトよりダウンロード可能です。

※RCX-Studio2020の機能を制限なく使用するには、専用のUSBキーが必要です。
※RCX-Studio2020 Ver.3.3.0以降に対応

注意事項

お客様の責任で、ロボットを使用した設備として適切な安全対策を実施する必要があります。
RCX3-SMUをつけただけでは、人や設備に対する損傷を回避することはできません。
リスクアセスメントとその対策をご実施ください。

各種資料製品に関するカタログ等をご覧いただけます。

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