単軸ロボットポジショナ TS-X・TS-P
I/Oポイントトレースに特化したロボットポジショナをご紹介します。簡単操作で位置決めや押付運転が行えます。(FLIP-Xシリーズ、PHASERシリーズ用)
特長
01すっきり設置できるデザイン
取付サイズ統一
高さおよび取付ピッチを全シリーズで統一。制御盤内にすっきり配置できます。
02選べるI/Oインターフェース
RS232Cポートを2ポート搭載
サポートツール接続
直感的な操作性でコントローラの設計から保守までをサポートします。
デイジーチェーン
2ポートを使用して最大16台までデイジーチェーン接続が可能です。
通信コマンド
わかりやすいASCII文字列によるロボットの操作を行うことができます。
100V/200Vを選択可能
- TS-X/Pでは電源入力にAC100/200Vを選択可能。(20A仕様は200Vのみ)
- TS-S2/SHはDC24V入力。
豊富なI/Oインターフェース
NPN,PNPに加え、CC-Link,DeviceNet™およびEtherNet/IP™,PROFINETのフィールドネットワークを選択可能です。
ポジショナインターフェース
入力16点、出力16点のI/Oインターフェースに機能を凝縮。簡単位置決めだけでなく、制御装置との親和性を高める機能が盛り込まれています。
リモートコマンド
入力4ワード、出力4ワードの領域を利用して、数値データを直接操作可能。直接位置決めコマンドを新たに追加して、制御装置でのデータ一元化にますます貢献します。
ゲートウェイ機能
ネットワークコストを低減する新しいつなぎのカタチを提案します。(CC-Link,EtherNet/IP™,PROFINETに対応)
03ポジショナインターフェース
簡単位置決め「ポジショナ機能」
データ登録したポイントデータの番号を指定し、スタート指令を入力することで簡単に位置決め運転を行うことができます。
豊富な出力機能
TS コントローラには位置決め運転に連動した、様々な状態出力を用意しています。シーンに応じた出力を選択、活用することで、制御装置のプログラム工数の効率化やセンサなど周辺設備の削減などの省コスト化を促進します。
連続運転、連結運転
分岐先を指定することにより、位置決め運転を連続して実行することが可能です。また連結運転を指定しておくことで、分岐先との運転を位置決め停止せず速度を変更しながら実行することができ、これにより制御プログラミングの簡素化やタクト短縮が期待できます。
ジョグ、ポイント教示機能を標準割り付け
ジョグ移動やポイント教示機能を入力信号に標準搭載。タッチパネルなどのボタンに連動させれば簡易的な教示システムを構築することができます。
04リモートコマンド
データ管理の一元化に最適
リモートコマンドとは、フィールドネットワークのワード領域を利用して、ポイントやパラメータなどのデータを制御装置が直接扱うことのできる機能です。
ワード領域を利用して数値データを直接操作。データ管理の一元化を進めます。
05新しいつなぎのカタチ「ゲートウェイ機能」
ネットワークコストを低減
フィールドネットワーク基板を搭載した1台のコントローラが、デイジーチェーン接続を介して最大で4台分のI/Oインターフェースをまとめて管理します。これにより余計な機器をつけず、ネットワークコストを削減しながら、1台につき1枚装着した場合と同様のI/O 制御が可能となります。(CC-LinkおよびEtherNet/IP™に対応しています)
06デイジーチェーン接続
運用時のケーブル挿抜不要(最大16台)
1台のPCやハンディターミナル・タッチパネル表示器から、デイジーチェーン接続されている任意のコントローラのポイントデータ、パラメータなどの各種設定や、運転、状態モニタが最大16 軸まで可能です。設計から保守まで、先頭のコントローラとの接続のみで済み、ケーブルの挿抜をせずに、局番切り替えのみで任意のコントローラへのアクセスが可能となります。
通信コマンド
ASCII文字列による扱いやすいコマンドプロトコルで、データ編集から運転、状態モニタまで幅広く対応できます。デイジーチェーンによる複数台接続にて使用すれば、簡単な多軸制御を行うことができます。
07シリアル通信設定ソフト「KEYENCE PROTOCOL STUDIO Lite」
PROTOCOL STUDIO Lite にTS 用設定ファイルを取り込めば、通信設定、主要な通信コマンドが自動登録。ラダーレスでデータ編集、ティーチングなどの作業が簡単に行えます。
PROTOCOL STUDIO Lite についてのお問合せ先
デイジーチェーン接続(最大16軸)
KV-L21Vとの通信は弊社製通信ケーブル(D-subタイプ)を利用。デイジーチェーン接続をすれば最大16軸まで一括して管理できます。
通信コマンドごとにデバイスが自動割付
通信形態をサイクリックに設定すれば、取得したい情報が自動でデータメモリに格納されます。
08タッチパネル表示器「Pro-Face」GP4000 シリーズ
(株)デジタル製GP4000シリーズとロボットポジショナTS-S、TS-X、TS-Pとを接続することで、タッチパネルからの基本操作など、その他多くの機能を使用することができます。
株式会社デジタルのホームページから、プログラムファイルを無償でダウンロード可能
タッチパネル表示器だけで簡単に状況確認と設定変更が可能
- ステータス(現在位置、現在速度など)の確認。
- ジョグ運転、インチング運転、原点復帰、エラーリセットなどの基本操作。
- ポイントデータ、パラメータを設定、編集、バックアップ。
- 発生したアラームの確認及びアラーム履歴の詳細説明の確認。
3言語対応
- 日本語、英語、中国語(簡体字、繁体字)に対応。