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塗布の精度もスピードアップも、どちらも譲れない!

生産性向上のためにシーリング工程がすべき選択とは

自動車部品メーカーE社 生産管理部

エンジンのOEM生産が国内外で増えています。
この需要に対応するために、E社でも生産体制の強化を行っていました。

課題

課題のポイント

  • 塗布の精度を維持・向上しつつ、生産スピードを上げたい
  • 駆動側とディスペンサ側の微調整は作業者の経験に頼らざるを得ない

塗布の精度を保ちつつ、簡単に生産スピードを上げる方法はあるのか?

E社では、生産力強化のために全社的な生産体制の見直しに取り組んでいました。その結果は、部門・工程ごとにレポートを上げることが決まっていました。

シーリング工程では、塗布の精度を落とさずに生産スピードを上げる方法を検討しました。課題は、品質維持と速度調整の両立に絞られました。カーブなどの複雑な形状では軌跡精度を保つため、駆動側の速度を落とす必要があります。逆に直線部分など単純な形状ではタクトタイム短縮のために駆動側の速度を上げる必要があります。塗布量を一定にするために、駆動側の速度に応じたディスペンサ側の調整が必要であり、この調整に失敗するとシール剤がダマになってしまうなど塗布量が安定せず、生産品は全てNGとなってしまうため、塗布の速度を上げることをためらっていました。

塗布の精度を保ちつつ、簡単に生産スピードを上げる方法はあるのか?

駆動側とディスペンサ側の微調整はベテラン作業員の腕に・・・

「さらに厄介なことは、微調整は人の手に依存している点でした」と現場責任者のS氏は言います。品質の安定を図るためには、駆動側とディスペンサ側の両方を微調整する必要があります。しかし、この作業は手間がかかる上、何より経験者でないと対応できません。
「社内で対応できる人間も限られていましたから、万が一緊急事態が起きてしまったら、ラインを止めてしまうのでは・・・とヒヤヒヤしていました」(S氏)

品質を維持して生産スピードを高める・・・どちらも実現できる方法を見つけられずにいました。

解決

解決のポイント

  • ロボット制御で品質を維持しつつ生産スピードアップ
  • プロの技術とサポートで調整の手間が激減

最適解は塗布量を調整しながら動作するロボットに

S氏は、情報収集を行うために展示会へ参加し、ヤマハ発動機のブースでデモを見かけました。展示されていた『RCX340』は、複数台ロボットの同期が可能な多軸ロボットコントローラで、この製品に興味を持ったS氏は、塗布での用途について詳しく説明を聞きました。

ヤマハ発動機の担当者は、「『RCX340』を使用することで、ロボットの移動速度によって搭載されたディスペンサの塗布量を調整しながら動作することが可能になります。つまり、どのような場合でも塗布量を一定に保つことができ、塗布ミスによるシール剤のロスも激減します」と、デモ機を見ながら説明をしてくれました。
これは、今求めているものが全て備わっていると直感したS氏は、会社に戻り導入にむけた検討を始めました。

最適解は塗布量を調整しながら動作するロボットに

"ロボットのプロ"のサポートで、スピードも品質もどちらも簡単に実現できた!

E社は実際の製品を用いたテストを行いました。
「生産スピードは、誰が見ても明らかに今までより早くなりました。もちろん、塗布のクオリティも100点満点です。ここまで変わるものか・・・と驚きました」とS氏。
経験値に依存していた装置の調整も、ヤマハ発動機に相談しながら進め、都度発生していた手間も大幅に削減することができました。

通信システムは汎用のものが採用されているので、あらゆるデバイスと接続可能です。既存設備との連携もスムーズで、早期に導入・稼働を実現できそうでした。このスピード感も、評価を行っていたS氏たちにとっては重要な材料でした。

スピードアップと品質安定、両方を手に入れられそうだと実感したS氏たちは、ワーク変更時の可能性など、あらゆるシーンでの活用に向けた検証を行っているそうです。

この課題を解決したソリューションはこちら

RCX340

RCX340

「RCX340」は、ハイレベルな設備構築を実現する次世代の多機能ロボットコントローラです。

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