ロボットビジョン RCXiVY2+ 新機能
ロボットメーカーのヤマハだから実現したロボット一体型ビジョンシステム。不定形物のトラッキングにも最適なブロブサーチ機能搭載。
RCXiVY2+新機能
01不定形物(食品、衣料品など)を高速位置検出可能 NEW
ブロブサーチ機能
工業製品に比べ、形やサイズにばらつきの大きな食品や衣料品などのピッキング、有無検査、多数ワークの高速カウントなどに最適です。
エッジサーチの2倍~10倍の速度でワーク検出が可能です。
02サーチ時間を最大45%短縮 NEW
高性能カメラ採用、カメラフレームレート向上、CPU能力向上により、分解能を向上しつつ8%から45%サーチ時間が短縮されました。
サーチ時間の比較
03有無検査や多数ワークカウントに最適 NEW
アプリケーション例条件によっては対応不可の場合もございます。
■ 基板上の電子部品の有無検査
■ パッケージ内の付属品の有無検査
■ ケース内のボトルなどの数量カウント
■ 食品ラベルの有無検査
■ パーツを固定しているネジやワッシャーの有無検査
■ 穴あけ加工の穴の確認
■ 電子部品のカウント
04重なり排除が可能 NEW
重なっているワークを認識し、サーチ対象から除外することが可能です。
05速度重視の位置検出 NEW
エッジサーチとブロブサーチのサーチ速度を比較すると2倍~10倍の速度で検出可能です。
速度重視な位置検出に最適です。
エッジ/ブロブサーチ比較
※ドーナツ形状のみを検出
06コード認識機能 NEW
QR コード、データマトリックス、バーコードなどのコード認識を行えます。
トレーサビリティ管理の他、ワークの仕分け、シーリングの軌跡変更など、コードの内容に応じ動作を変更させるアプリケーションにも最適です。
別途ハンディターミナルやコードリーダを購入する必要はなく、面倒な通信制御も不要です。
・QR コード
・データマトリックス
・バーコード(JAN/EAN-13 JAN/EAN-8 ITF NW7 CODE39 CODE128)
※読込文字数は255 文字まで。英数字、記号のみ対応。
(ひらがなや漢字等の2 バイト文字は不可)
07自動画像保存機能 / 履歴画像機能 NEW
自動画像保存機能
画像をサーチ実行時に自動的にUSBメモリに保存することができます。
運転時やデバッグ時に撮像画像を過去に遡って確認したいときや、トレーサビリティ目的で画像を保存したいときなどに大変便利です。
画像保存モード | 全画像 / NG 画像 / 無効 |
---|---|
画像サイズ | フル / 縮小(320×240pix) |
上書き保存 | 無効 / 有効(有効時は古い画像から削除) |
カメラ画素 | 画像サイズ | 保存可能数 |
---|---|---|
40万画素 | 0.4MB | 327680 |
160万画素 | 1.6MB | 81920 |
320万画素 | 3.2MB | 40960 |
500万画素 | 5.0MB | 26214 |
縮小時 | 0.08MB | 1638400 |
履歴画像機能
外部モニタにサーチ時の画像を表示できます。USB マウスを接続し、過去に遡って画像とサーチ結果を確認することが可能です。
カメラ画素 | 画像サイズ | 保存可能数 |
---|---|---|
40万画素 | 0.4MB | 1250 |
160万画素 | 1.6MB | 312 |
320万画素 | 3.2MB | 156 |
500万画素 | 5.0MB | 100 |
履歴画像用領域 500MB
履歴可能な画像枚数 = 500MB / 画像サイズ
08複数台カメラ接続 NEW
HUB経由で最大8台のカメラを接続でき、コード認識用カメラの追加など、さまざまなアプリケーションに対応可能です。
【カメラ3台のアプリケーション】
① ワークの補給位置を下向きカメラで補正
② 上向きカメラでワークの位置決めや角度を補正
③ 置く位置を下向きカメラで補正